キルギスは山の宝庫であるため、中央アジアのスイスと言われ、トレッキングや乗馬、登山愛好家向けの国です。
キルギスの観光を予定している海外のトレッカーや登山家はキルギスのどこに行って、どんなトレッキングと登山のコースやルートで行こうかな~と迷っているのではないでしょうか。
キルギス専門旅行会社の山・トレッキング・自然秘境ツアーの専門家としてキルギスの観光をもっと効率的にするために役に立つ情報について解説しますので参考にしてください。
ツアー手配担当のタクです。よろしくお願いします。
まずは一番大事ですがキルギスのトレッキングと登山をするには必要なもの・機材について教えます。
標高3600m以上のアラコル湖と標高2510mのアルティンアラシャン温泉はキルギスを代表する名所でトレッキングには最適です。ここは初級者と中級者向けの様々なコースがあって、その中一番人気あるトレッキングコースが以下の通りです。
5日間のアラコル湖とアルティンアラシャンへ行くトレッキングコース(中級者向け)
1日目 イシククル湖東岸のカラコル市~ジェティオグズ渓谷~テレティ渓谷、テレティ渓谷の標高2800mのベースキャンプ泊(歩行時間5-6時間)
2日目 テレティ渓谷~3800mのテレティ峠へ~海抜2400mのカラコル渓谷に下りてキャンプ泊
3日目 カラコル渓谷~アラコル湖(標高3600m)~ケルディケ渓谷
4日目 ケルディケ渓谷~アルティンアラシャン温泉へ。アルティンアラシャンから有名な5020mのパラトカ峰(Palatka)を眺めることが出来ます。
5日目 アルティンアラシャン~カラコル(3時間の歩行)
アラアルチャ国立公園-アラアルチャはキルギスの首都ビシュケクから35キロで、日帰りの短いトレッキングや数日間の観光・ツアーも楽しむことが出来ます。アラアルチャはモミやトウヒの木に覆われた斜面の森や山と豊かなフロラ・ファウナに恵まれた公園ですから多くの山好きな観光客を誘致しています。氷河からの川に沿って軽いハイキングとプロのトレッカー向けのコースが豊かです。アラアルチャ公園に行かれる場合は1日間から5日間までのトレッキングをすることが可能で基本的にはアクサイ滝、アクサイ渓谷とラツクの山まで歩きで行く方が一般的です。
アラアルチャ公園に日帰りツアーを見るにはこちらをクリック アラアルチャ公園・日帰りトレッキング
キルギス第2位の高さを誇る7134mのレーニン峰はキルギス南のオシュ州のタジキスタンとの国境に近いところに位置しています。レーニン山へのトレッキング拠点のベースキャンプが3600mにあります。ここから3時間以上トレッキングでぺレバル・プティシェストべ二コフ(旅行者の峠という意味)の山へトレッキングして、きれいに見えるレーニンのピークがを楽しんでいただきます。
5日間のレーニンピークが見えるペレバル・プティシェストべ二コフの峠へのトレッキングコース(パミール)
1日目 キルギス南の首都と言われるオシュに到着。そのままキルギスとタジキスタンの国境に近い所に位置する標高3600mのベースキャンプへ5時間の移動。ベースキャンプ泊
2日目 高さ4200mのぺトロフスキーという峰へトレッキング(登頂ではなく、山の下まで)。ベースキャンプ泊
3日目 ペレバル・プティシェストべ二コフという峠まで歩きで行って、レーニンピークの絶景を満喫出来ます。ベースキャンプ泊
4日目 今日はトレッキングだけではなく、乗馬もお楽しみください。現地人のユルタ(遊牧民の移動式住宅)まで馬に乗って行って、キルギス人の生活に触れます。
5日目 オシュへ戻ります。到着後、オシュの有名なキルギスらしいバザールを訪問して、ホテルへ
首都のビシュケクから行かれる場合はオシュまで車で片道10時間ですので時間がなければ飛行機で行った方がいいです。ビシュケクから行かれる場合は少なくても1週間~10日間の時間が必要になります。
レーニン山が高いひし掛けイスいすのような形して、旧ソビェト連邦の第3番目の最高峰として知られています。山頂はたいてい雪に覆われていますので晴れるときれいに見えてきます。
または時間が許すのであればトレッキングだけに限らないでレーニンピークへの登山も可能です。
天山山脈の最高峰7439メートルのポべダ(勝利という意味)と高さ7010メートルのクハン・テヌグリの山へトレッキング・登山
プロのトレッカーではないといけないですが初級者と中級者がこのコースで行かない方がいいです。このコースで行くには少なくとも2週間が必要になります。ポべダの山とクハン・テヌグリの山が見える標高4000メートルくらいのイヌルチェックというところにあるベースキャンプまでトレッキングして、あそこからこの山の素晴らしい絶景を満喫します。帰りはヘリで下のカルカラという牧場まで下りることが可能です。
登山は当然登山家がこの基本的にカルカラ牧場からイヌルチェックのベースキャンプまでヘリで行って、あそこから歩いて、ポべダとクハン・テヌグリ山への登頂・登山を始めます。
クハン・テヌグリ山の高さがはじめて計られたのが1903年でメルツバへルというオーストラリアからの教授よりです。