サマルカンドのハイライトはレギスタン広場です。砂漠に位置していますからレギスタンというのは砂の広場という意味です。向かって左からウルク・ベク、ティッラ・カーリー、シールダールの三つのマドラサ（神学校）がこの字形に並んでいます。これらのマドラサはイランのシーラーズ出身の建築家によるものと言われています。どのマドラサも、中庭に面した小部屋がお土産物屋になっています。レギスタンはサマルカンドの最も有名な歴史観光地ですから１年中観光客でにぎわっています。
レギスタン広場の観光地の一つは神学校であるウルクべクのマドラサです。ティムールの孫ウルク・ベクによって造られた1420年の建造物です。50以上ある小部屋には、各地から集まった神学生100人が寄宿していました。ここは中央アジアの文化と学問の指導者と研究の場として大きな役割を果たしました。入り口から2階に上がると中庭が見渡せます。
ティッラ・カーリーマドラサは広場の正面に位置していて、ティムール朝崩壊後、1660年にこの地方のウズベク人領主バハドゥルによって造られました。ここの庭が美しくて現在は博物館として利用されています。
