イスカンダル・クル湖（イスカンデル、イスカンダル）はタジキスタンのファン山の真珠である美しい高山湖です。タジキスタンの手つかずの自然秘境を誇るイスカンダル湖の絶景を満喫したい観光客に一番おすすめの観光名所で、自然愛好家に最適な場所です。首都のドゥシャンベから130キロしか離れていなく、北に車で1時間くらい行ったところに位置していますから、イスカンダル湖は日帰り観光に便利ですから、朝ドゥシャンベから出発して、イスカンダル湖の周辺で5－6時間のトレッキング・ハイキングを楽しんでから午後になったらドゥシャンベに戻るという日程がいいです。
イスカンダルはアラブ語でアレクサンドルで、クルが湖という意味です。有名なアレクサンドロス大王が戦争のため東方に行く途中、この湖で泳いだという説があることから湖の名前がそれにちなんでいます。イスカンダル湖の標高は2195m、一番深い所が74m、湖の面積が3.5平方キロで、4000mを超すファンの山に囲まれていますからタジキスタン絶景の秘境です。この山の最高峰が「クルク・シャイタン」という山で、4012mです。イスカンダル湖はタジキスタンの最も透明度の高くて、エメラルドグリーンの色をした湖としても知られ、周辺の雪山が湖の水面に移っていて、きれいに見えます。地理的にはウズベキスタンとの国境に近いところに位置し、中央アジアの最も美しくて絵になる名所の一つですが残念ながら鉱物の濃度が高いため湖に生物はほとんど生息していません。
イスカンダル湖の周辺に90種類以上の高山植物の花が咲き、様々な野生動物が生息しています。湖畔のビーチには砂ではなく、小さい石が多いにも関わらず、5月の中旬から湖で泳ぐ現地人と外国人の観光客が増えます。イスカンダル湖への観光のベストシーズンが5月～10月下旬ですが高原に位置していますから夏の昼間でも涼しく、夜は冷える時もあります。タジキスタン大人気の湖ですから、その近くには宿泊地やカフェ・レストランもありますから、ここでゆっくり楽しい時間を過ごすことが可能です。
しかしイスカンダル・クル湖と訪れる観光客は見るのがイスカンダルだけではなく、「蛇の湖」という意味のズメイノェ・オゼロ湖を見ることが可能で、イスカンダル湖とは違ってこの湖の水温が高いので、この湖に蛇がいますから蛇関係の名前が付いています。
またはイスカンダルクル湖から流れ出る「ファン山の滝」という意味の滝もあります。この滝の高さが43mで、流れも強いですから周りのファン山と滝の景色を眺めるのが最高です。
イスカンダルクル湖に関する様々な伝説がありますがその一つによれば、アレクサンダー大王が紀元前329年に当時のソグ ディアナ州の首都マラカンダを征服し、ソグド人との戦いの中で自分の愛 馬ブケパロスがイスカンダル・クルで溺死してしまいました。 ブケパロスの幻が時々湖から表れ、湖畔の牧場で草を食べたり、湖の周辺で遊んだり、すると地元の人に言われます。
