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パミール高原

パミール高原(パミル)はタジキスタンの絶景の秘境である地域で、山岳バダフシャン自治州に位置しています。パミールとは世界の屋根を意味する言葉バーミ・ドゥンヤが変化したもので、その名前の通り標高6000m以上の山々が林立しています。パミール高原がタジキスタン、アフガニスタンと中国の国境地帯にあり、中部パミール、西パミールと東パミールに分かれ、西パミールの最高峰はタジキスタンの領土にある標高7495mのイスモイル・ソモニ峰(旧コム二ズム峰)、東パミールの中国領土には7719mの最高峰コングールとムスタグアタ山がありますから登山家や山愛好家にとっては最適な地域です。タジキスタンのイスモイル・ソモ二峰がソ連国内の最高峰として知られていました。ちなみに、他のおもだった山々についてはソ連時代につけられたロシア語の名称(革命峰、ソビェト将校など)がそのまま残っていますが、最近ではタジク語でイデオロギー色の薄いものに置き換えられるつつあります。

パミール高原から東北に向かったら天山山脈、西南にヒンドクシュ山脈、南にカラコルム山脈とヒマラヤ山脈が伸びていますから、パミール高原が「世界の屋根」と呼ばれています。シルクロードがタクラマカン砂漠を通り、この高原を越えて東西を結んでいましたから、パミールが絶景を満喫できるような大自然に恵まれた高原だけではなく、歴史の深い地域でもあります。

タジキスタン東部のゴルノ・バダフシャン自治州にはイラン系のパミール人やテュルク系のキルギス人が暮らしている。

パミール高原の見どころはこうした山々をはじめ、世界最大の山岳氷河フェドチェンコ氷河や、20世紀の初めに地震で生じたサレズ湖、太古に隕石の衝突により生まれたカラコ―ル湖などがあります。しかし内戦以降インフラ整備がほとんど進んでいなくて、公共の交通機関も発達していないため個人での観光が難しいです。

パミール系諸民族

パミール高原がある山岳バダフシャン自治州は面積の上ではタジキスタン全土の約3分の1を占めるにもかかわらず、その人口が全体の数パーセントしかありません。西部のピャンジ川流域にはシュグナーン人、イシカシム人、ローシャン人、ワハーン人、ヤズグラーム人などの全部で7つの民族が住んでいて、パミール系諸民族と呼ばれています。これらはイラン系の民族ですが、その言葉と習慣がタジク人のものとはまったく異なり、特に言語に関して、ソクド語と同じ東イラン系統のものです。

この地域は歴史的に周辺の大国による支配がほとんど及ばない場所であったため、他の地域のようにタジク化が進みませんでした。また、住民の大半がイスラムのスンニ派ではなく、イスマイル一派を信仰しています(シーア派の一派。礼拝にモスクを用いないなどの特徴を持っています)。こうしみると、アフガニスタンのバダフシャン地方とパキスタンのフンザ地方の人々により近いことが分かります。現在の国境はロシアとイギリスの植民地争奪戦の結果、たかが100年ほど前に引かれたものであることを考えればうなずけます。

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