ヒサール(ヒッサール、ギッサール)要塞はタジキスタンの首都ドゥシャンベから26キロに位置する大人気の観光名所です。ブハラハーンの知事の住居跡で、日干し煉瓦ヒサールとはタジク語で城塞を意味し、ヒサール要塞の近くにヒサールという町もあります。城門を入ったら、中には庭園や池、キャラバンサライ、大きなバザールがあって、栄えていたと言われますが今はみやげ屋になっています。しかし旧ソ連の抵抗運動・バスマチの戦争の時にはこの地域出身の代表的な指導者イブラヒム・ベックの根拠地となったため、ソ連の赤軍に破壊されました。現在残っているのが後に修復されたものです。
また要塞と同じ時期に建てられたコーフナ・マドラサとノウマドラサという二つのマドラサ、16世紀建築のマフドゥミー・アザミなどがあります。コーフナマドラサが改造され、現在は博物館です。