イシクアタは旧ソ連時代に建設された標高1775メートルの温泉保養地です。1891年に温泉治療地として建てられたサナトリウムです。キルギスの首都ビシュケクから57キロ離れたところに位置していますから、ビシュケク滞在をする観光客は日帰りで行くことが出来ます。またはイシクアタ温泉保養地の敷地内にソビェト時代に建設されたサナトリウムの宿泊施設や民間の新しいゲストハウスの宿泊地がありますから、日帰りではなくて2-3日間のイシクアタの観光を希望する方はゆっくりイシクアタで宿泊しながら、イシクアタ渓谷でのハイキングを楽しんで、温泉に入ることが出来ます。
しかしイシクアタの温泉と言っても、日本の温泉とは違って、野外の温泉プールとなっています。基本的には1年中オープンした温泉プールで、雪に覆われた天山山脈の壮大な自然を満喫しながら温泉を楽しむのが最高です。また、4月の中旬から7月の下旬まで様々な高山植物が生え、花愛好家にとっても魅力的な場所で、フロラとファウナが非常に豊かです。
イシクアタの楽しみ方が温泉とハイキングだけではなくて、保養地へ行く途中の素晴らしい大自然の絶景です。キルギスのコイタッシュという自然豊かな渓谷を通る途中、下方にカザフスタンまで続くチュウイ盆地を一望できます。
保養地の敷地内に8世紀からの薬師如来像が描いてありますから、歴史に興味を持っている方にお勧めです。
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