世界遺産のタムガリ遺跡・岩絵～アルマティからの行き方

カザフスタン代表の世界遺産であるタムガリ（タンバル）遺跡では5000点以上の岩絵がありますから岩絵の宝庫として有名です。鉄器・青銅器時代に描かれた珍しい岩絵が沢山残っているため、カザフスタンを観光で訪問するお客さんの中で大人気の観光名所です。基本的に野生のラクダ、ヤギ、羊、犬などの様々な動物や狩猟の風景、太陽頭の人間とアニミズムなどの絵が描いてありますから古代の歴史に興味を持つ方には非常に面白いところです。ここで暮らしていた人々は岩の表面に金属や石で遊牧民の生活様式と農耕の様子、社会組織関係の絵をたくさん描きました。

タムガリは1957年に有名なイ考古学者マクシモワさんにより発見されました。世界遺産のタムガリの考古的景観にある岩絵群として登録されたのが2004年です。

岩絵群が50の遺跡地に分けられていて、5000点以上の岩絵の約半分以上が5ヵ所の遺跡地に集中しています。ゾロアスター教時代の紀元前13‐14世紀に描かれた岩絵ですから結構古くて、時間が経てば経つほど風化して消えてしまっている問題があります。

タムガリ岩絵群の敷地にあるのが岩絵だけではなく、クルガンという前の先祖が埋葬されていた古墳や住居跡もあります。

タムガリの面積が890ヘクタールで非常に広くて、全部見学するのが時間がかかってしまうので、訪れるお客さんはその岩絵の一部しか見れません。すべて見るとしたらテントを張ってここで2－3泊しないといけません。

大草原の芸術家に残されたタムガリ岩絵群がカザフスタン誇りの宝ですからおススメの観光地です。岩絵の中で一番珍しい絵が太陽頭の人間、妊娠している馬（馬の中に子馬が入っている）、斧を持っている方と踊っている方の絵などです。

タムガリ遺跡へのツアーに興味お持ちの方は以下を押してください。

タムガリ岩絵に行くツアー

タムガリ岩絵群まで乗り合いバスなどの交通機関がありませんからタクシーの運転手と値段交渉をしていくという感じになります。サイランというアルマティ最大のバスターミナルからタクシーに乗って行くことが出来ます。

しかしタムガリはどこにあるか分からない運転手が多いので、可能ならロシア語かカザフ語説明しておいた方がいいです。ロシア語とカザフ語が出来ないのであれば英語で教えるしかありません。カザフ人の中で英語が通じる方が少ないので、タクシーの値段や条件について話すのが難しいことになります。