キルギス観光の「メッカ」と呼ばれるカラコルの市内観光やおすすめの観光スポット、美味しい料理屋さん、ホテル（宿）とカラコル周辺の自然でトレッキングコース、民族などを紹介しますから、どうぞ参考にしてください。
カラコルは毎年多くの観光客を魅了し、キルギスを訪れる旅行者の7割以上はイシククル州の州都カラコルを訪問します。その理由はカラコルの豊かな自然、歴史、文化と観光スポットです。
「中央アジアの真珠」と呼ばれるイシククル湖の東岸に位置する町で、湖から約10キロ離れ、標高1680‐1980m、テルスケィアラトーと天山山脈の山々へのトレッキングと登山基地の町として知られています。
カラコル市内観光の最も魅力的なところは帝政ロシア時代に建設された都市ですからキルギス最古の観光名所があることや興味深い歴史です。
それではカラコルの主要な観光名所であるドゥンガン・モスク、ロシア正教会、プレジバルスキー探検家の博物館、アニマル・マーケットにご案内しますので、参考にしてください。
カラコルの市内観光やカラコル周辺のトレッキングと登山ツアーにご興味お持ちの場合は弊社のおすすめのコースを見てください。
20世紀の初めに建設されたドゥンガンモスクです。中国から中国人の弾圧を逃れて、カラコルに移住してきた回族のドゥンガン人に建設されたモスクですから、モスクの名前がドゥンガンという言葉に由来します。ドゥンガン人の宗教はイスラム教ですから、帝政ロシア時代にカラコルに移ってきた時に、町にモスクがありませんでしたから、ドゥンガン人の建築家は天山山脈のモミとトウヒの木からモスクを造ることにしました。
ドゥンガンモスクのユニークなところは木造の建造物で、屋根は一般的なモスクのスタイルではなく、中国っぽくて屋根部分にはブドウと桃の果物のイメージで装飾されていることです。そして、釘一本も使わないで建設されたモスクであるため、世界的にも知られ、観光客に大人気の観光名所の一つです。現在金曜日を問わず、毎日ドゥンガン人やキルギス人がよく礼拝しに行きます。
※入場料：20ソム（一人あたり）
※女性はモスクの敷地内に入る前に、スカーフを被るか、入口でガウンの無料貸し出しがありますから、着てから観光することをおすすめします。
※モスクの中に入ってはいけません。規則としては礼拝する目的でモスクに入る前に、体をきれいに洗わないといけません。
※写真撮影は可能です。
カラコルのもう一つの主な観光スポットの一つはロシア正教の聖三位一体教会です。帝政ロシアの移住政策の結果、多くのロシア人の農民がキルギスに送られたので、カラコルにロシア人の数が増え、礼拝者のために教会が造られました。
1870年に建てられた焼きレンガ造りのキルギス最古の教会ですが1880年に起こった大地震で崩壊してしまい、1897年に木造で再建されました。ドゥンモスクよりも古く、これも釘一本も使わないで建設されたことが不思議です。
現在はカラコルのロシア人の数が比較的減少しましたがそれでもキリスト教の礼拝者がよく訪れ、教会のユニークなデザインは多くの旅行者を魅了しています。
入場料：無料
写真：外から可能ですが教会の中に入ってからは禁止
カラコルのアニマル・マーケットは町の最も魅力的な観光スポットと言っても過言ではありません。なぜなら、ここは家畜の売買を専門にしたバザールで、この市場に行くと本当の中央アジアらしい雰囲気を感じることが出来ます。残念ながら週1回、毎日曜日しか開かないバザールですが日曜日にカラコルにいたら、ぜひ行って見てください。
羊、牛、馬など一杯売られるバザールで、どこを見ても売る人と買う人の交渉を見ながら写真撮影するのが最高です。
営業時間：週1回、毎日曜日
入場料：無料
カラコルは多民族の町ですから食文化が非常に豊かです。カラコルではキルギスの伝統料理がもちろん、ロシア料理やドゥンガンとウィグルの伝統的な料理の様々な種類を食べることが出来ます。
カラコルでは様々な美味しい料理を食べることが出来ますがその中最も有名なのがラグマン（うどん）、マントゥ（まんじゅ）、プロフとカラコル名物の「アシュリャンフ」という料理です。アシュランフはドゥンガン民族の伝統料理で、イメージ的に冷やし中華のようなもの、麺がうどんと同じ、スープは冷たくて酸味があります。一番上にはデンプンでできたものがのっていて、非常に美味してさっぱりした料理ですからぜひ食べてみてください。
カラコルでは日本人の口に合う料理は多くありますがカフェによって味付けが異なりますから、カラコルの一番おすすめのカフェを紹介します。
ここは鶏肉や牛肉や羊肉からのシャシリクという串焼きを専門にしたカラコルの最も美味しいカフェで、旅行者だけではなく、地元の人々にも大人気です。シャシリクに限らないで、マントゥ（まんじゅ）やラグマンといううどんのようなキルギスとロシアの伝統的な料理もありますがそのなか一番美味しいのがシャシリクですから、ここに行くならシャシリクを食べてみてください。
特に牛、鶏肉、羊のミックスされたシャシリクを注文することをおすすめです。
シャシリク（一本）：200ソムから350ソム（肉によって値段が違います）
普通はお客さんが多いですから行く前に事前に予約してから行くのがいいです。カフェの連絡先：0556 255 258
住所：カラコル、Prjevalski（Пржевальский） 通り 105 A (市内中心部から歩いて10‐15分)
このレストランにはキルギス料理だけではなく、ドゥンガン、ロシア、ヨーロッパの料理もありますから、自分の好きな料理を選んで食べれます。カラコル名物のアシュランフもありますので、ぜひ食べてみてください。
ロシアのボルシチやキルギスのまんじゅとクールダックという肉じゃが特に美味しいです。
値段的には他のカフェより高い方ですが他のカフェにはない料理があることが強みです。
レストランの予約・連絡先：0555400270
住所：カラコル、Prjevalsokogo 107
カラコルで暮らすドゥンガン人は自分の家庭でキルギスとロシアとドゥンガン人の伝統的な料理を作ってくれていますので、家庭料理を食べることが出来ます。特に美味しいのが「U Fatimy」という素朴な家庭料理屋さんです。
普段は少人数（一人）のお客さんではなく、団体旅行のお客さん向けに料理を作りますが一人ではなく、少なくとも2人以上の方で行くのがいいです。
