シルクロードから残存した世界遺産を誇るキルギスの観光が非常に感動的であります。キルギスはシルクロードの交易路として有名な天山山脈の麓に位置し、13世紀ごろまで神秘的な中国帝国とヨーロッパの国々をつながった昔の貿易のルートがキルギスの山脈を通っていました。このルート（南の方向のも含めて）はネットワークとなり、のちほどシルクロードという名前が付けられました。キルギスではシルクロード関係の世界遺産の観光地が複数あることがキルギスがシルクロードの大事な中継地点であったことを証明する大事な証拠です。
キルギスを通るルートは天山だけではなく、パミール山にも近いことがありまして、殆どのルートが時代によって変化しましたが東から西へのルートだけ変わることがありませんでした。キルギスを通過したシルクロードの最も有名なルートが今のタジキスタンのパミールから始まり、フェルガナ、チョン・アライとキルギス首都のビシュケクまで続くルートでしたから、このルートに様々なキルギスを代表する世界遺産が位置しています。
特にフェルガナを通過するルートがウズベキスタンのサマルカンドとタジキスタンのホジャンド経由でキルギスの南の首都と言われるオシュへ続き、現在はオシュ街市内を歩くとシルクロードの雰囲気がまだ残っていることを実感することが出来ます。
現在のいわゆるシルクロードは実際に一つの道ではなく、中央アジアに広がった南北・東西への様々なルートのネットワークでありました。マルコ・ポロが伝記に書いたように、すべてのシルクロード旅行する人が非常に少なかったですがまったくいなかったというわけではありません。多くの人が一つの段階しか旅行しませんでした。彼たちはルート、水がどこにあるか、どこに泊まるところがあるかなどのようなことを良く知っていました。道が難しくて、危険が多かったため、地元の知識は生命を保つのに非常に必要でありました。
シルクロード時代にキャラバン隊は普段25キロくらい進みました。すべてうまく行ったら、さらに遠く行くかもしれませんが特に難しい地域にはより早く泊まる場合もあります。適当な条件のある多くのところは最初の入植地から商人が泊まるところとなりました。例えば、チュウイ渓谷の近距離で位置したバラサグン遺跡、アクべシム（スヤブ）、ネフカットという三つの大都市はキルギスの山脈の麓にあり、早く発展していました
キルギスの領土で残存した有名な世界遺産はテュルク系のカラハニード王朝に建設された11世紀からのブラナ塔・バラサグン遺跡、中国の有名な詩人が生まれた場所と三蔵法師が立ち寄った古代都市とされるアクべシム遺跡、オシュにあるスライマントー神聖な山です。
シルクロードが終わってから長い時間が経ち、現在ビシュケク、オシュ、ジャララバードなどのような現代の都市、クラスナヤ・レチカのような小さい村が位置するシルクロードの村落に遺跡がほとんどなく、考古学上の発見しか残っていないところもところもあります。しかしキルギスにシルクロードと同じようなことが多いです。狭い山道の代わりにアスファルト道と自動車が出来ましたが牧師が高山の草地で家畜を持つため、孤立し、点在しているユルト・グルプの地域に人が少ないです。また現在すべての四つの季節を24時間で体験することが可能です。
シルクロードによってキルギスにもたらされたものは絹や磁器製品と宝石類、毛皮と他の珍しくて価値のある、大きくない商品でありました。商人がシルクロードに進むにつれて、商品だけではなく、文化、美術、哲理、信仰などを持って行きました。仏教、ゾロアスター教、キリスト教、イスラム教も全て巡回旅人たちにシルクロードによってもたらされました。ですからシルクロードが「思想のロード」と言われたらおかしくないです。様々な宗教と関係のある多くの信仰はキルギスの領土で広がっていました。
シルクロードの時代に現代と同じような境界が厳しく警備されました。特定の商品（カイコ、あるいは刀）を中国帝国に運び込んだり、運び出したりするのが違法であり、ルバーブの輸出は厳しく監督されました。商品が当局を通過してから、次の市場に移されました。アンティオーク、バビロン、ブハラ、サマルカンド、カシュガル、シーアンなどのような魅迷的な名前のある町の市場、まただいぶ前になくなった（例えばネフカット、スヤブ、バラサグン）すでに知られていない市場は商品売買したり、思想を交換したりするところでありました。
べデル、トルガルト、テレック、イルケシュタムなどの山道を通る、山脈を越えた幾つかのルートがありました（現在の旅人にとってトルガルトとイルケシュタムの国境を超えた通行しか開いていません）。仏教の筆跡を探していた中国旅人の三蔵法師はべデル峠を通り、キルギスのトクモク、ウズベキスタンのタシケントに進む前に、イシククル湖の南岸に位置したバルスコ―ン渓谷に泊まったという説があります。べデル峠を通るのがとても不快でありました。大雪のため、中国のアクスーからの遅い出発がもっと悪いことのきざしとなり、約70キロ離れたところに仲間と動物の三分の一いなくなくりました。
道は険しくて、難しかったです。そのとき、本当に貴重となった何か所の村落がありましたがこの村にたどり着きにくくて、人数が少ない村でありました。旅人たちは次の村に着くまで、数日かかるかもしれません。旅人たちはどこかにできるだけ早く泊まろうと思い、一番適当な場所を見つけて、自分でキャンプしました。当時にはタシュラバットなどのようなキャラバン・サライは（宿泊、飯、水などのある部屋は予期せぬ天気と強盗からも守ってくれた）非常に重要でありました。
