キルギスの文化と自然世界遺産の一覧を紹介します。キルギスはシルクロードの十字路として栄えた国であり、当時の歴史的な遺跡や廃墟が現在も残っています。キルギスが誇るのが世界遺産の観光名所や遺跡だけではなく、世界遺産として登録された自然保護区や公園もありますからキルギスを観光で訪問されるお客様が世界遺産の観光地を訪問して、感動的な旅ができると確信しています。
長安-天山回廊の交易路網(シルクロード)の名で、2014年にキルギス、カザフスタンと中国の共同でユネスコの文化世界遺産になりました。シルクロードのルートにあったこの3ヵ国の33ヵ所の遺跡が文化遺産として登録され、その中にキルギスのブラナ塔・バラサグン遺跡、クラスナヤ・レチカ遺跡とアクべシム遺跡も含まれています。天山回廊と呼ばれるルートの中央アジアにいたる長さが5000キロです。
シルクロードはユーラシア大陸の東西交流のために大事な役割を果たし、歴史的にも大事な意義を持っていましたから文化遺産になることが決まりました。
キルギスの南の首都と言われるオシュの中心地にある神聖な山で、2009年にユネスコの文化遺産として登録されました。スライマントーの意味はスライマンの山で、スライマン(ソロモン)が逗留したところであります。スライマンはイスラム教の聖典「コラン」の預言者で、山の中に彼のお墓があるとされています。スライマントー信仰の歴史がとても古く、新石器時代の礼拝所も残こり、現在スライマントーが巡礼地として使われています。山頂には15世紀に造られたとされるモスクも残っています。
キルギスのサリチェレック自然保護区はは2016年にユネスコの自然遺産として登録されました。キルギス人でも憧れる自然宝庫のサリチェレックではレッドブックに登録された高山植物や動物が生息しています。特に春の時に行くと、チューリップや植物だらけで、花観察やハイキングに最適なところです。
遊牧民のキルギス人の伝統的な騎馬ゲームはコックボルで、文化遺産となったのが2017年です。馬に乗って選手たちが地面にあるヤギの死骸を拾って、反対のチームと死骸を奪い合い、相手のゴールに馬で運んで入れるというゲームです。ヤギの死骸がボールに見立てられますからこのゲームを見るお客さんが衝撃を受けることが多いですがキルギスの感動的なゲームです。